真夏日が続く夏を遮熱塗料の効果で作った快適な室内空間で過ごしましょう

近年、徐々に夏期の気温が上がってきており、暑さで過ごしにくくなっています。一番気温が高くなる8月だけではなく、7月初旬でも30℃を超える真夏日を記録する日も出てきました。9月になっても真夏日を記録する日も多く、気温だけで見ると夏期が長くなってきている状態です。35℃を超える猛暑日も珍しいことではなくなっています。
また気象庁の調べでは、気温が40℃を超えた日が過去18日も記録されています。過去の最高気温は、一番気温が高かったのが、高知県江川崎で41.0℃、次いで埼玉県熊谷、岐阜県多治見の2ヶ所で40.9℃となっています。

このように、現在の夏の気温は暑く、生活するには厳しい状況になっています。熱中症のニュースも頻繁に見るようになりました。この状況は外の環境だけではなく、住居の中でも同じことが言えます。

太陽光や外気温が住居の屋根や外壁を熱くして、その熱が住居内に入り住居内の温度を暑くします。特に太陽光の影響が多く、屋根や外壁は6080℃まで上昇してしまいます。部屋は閉鎖的空間ですので、外気温より暑くなり湿度も高く、外より過酷な環境になることもあります。

そのため、エアコンで快適な空間を作って生活をしていますが、電気の使用量、室外機から排出される高温の空気、特に環境負荷が問題になり、テレビのニュースや新聞でも取り上げられています。

そこで注目を浴びているのが、「遮熱塗料」です。遮熱塗料の最大の特長は、太陽光を反射させることです。太陽光は、屋根等の物質と接触すると熱エネルギーに変わります。この熱が屋根や外壁を熱して、室内の温度を上げる最大の要因となっています。

遮熱塗料を屋根や外壁に塗布して、太陽光を反射させることで、屋根等の温度を大幅に下げることができます。それに伴い、室内の温度上昇を抑えることができます。その結果、エアコンの冷房効果を高めることができます。設定温度や風量を抑えることができるので、電気代の節約、室外機から出る高温の空気の抑制になります。

耐用年数も一般に使用されているウレタン塗装が510年であるのに対し、遮熱塗料は1520年と非常に長いです。遮熱塗料は高機能なので価格が高く、初期費用も高くなってしまいます。しかし、耐用年数でみると最終的には価格を安く抑えることができます。

遮熱塗装と似た効果の「断熱塗装」があります。断熱塗装は、熱伝導率を小さくする性質を活かし、太陽光や外気の熱が室内に入るのを抑えます。また、室内の温度が外に逃げるのも防ぐ効果があります。そのため、断熱塗料は1年を通して快適な室内空間を作ります。一方、遮熱塗装は夏期の暑い時期に効果を発揮します。ただ、室内への熱の侵入を防ぐ効果は、断熱塗装より、太陽光を反射する遮熱効果が高いです。

夏の暑い時期を快適に過ごしたいのか、夏の効果は遮熱効果より少ないけど1年を通して快適に過ごしたいのか、目的を考えて遮熱塗料、断熱塗料を選ぶことが重要になります。