トナーとはコピー機、プリンターなどの複写機に使われるインクのことです。そしてリサイクルトナーとは、使用済みのトナーをリサイクルして、また使えるようにしたものです。使用済みトナーがリサイクルトナーになるまでには、部品の交換や修理、そして洗浄などが行われます。
このリサイクルトナーは従来、純正品のトナーに比べると品質が良くないとされがちでしたが、近年は品質が向上してきて、使用されることが増えてきています。
使用されることが増えてきた一番の理由は、まず価格の安さにあると思われます。純正品に比べると金額は半分以下か、中には9割ぐらい下がることもあります。
そして、トナーはカートリッジに入れられて使用されるのでトナーカートリッジと呼ばれますが、これは処分をするのが、とても大変であると言われています。産業廃棄物として分類されるぐらいです。このためリサイクルトナーが普及していったのは、自然の流れと言えるかもしれません。
トナーをリサイクルトナーとして再利用することは最大で５回も可能だそうです。最近では純正品との品質が変わらなくなってきたとも言われています。
そのため純正品トナーを販売している有名なプリンターのメーカーも、リサイクルトナーを販売することが増えてきています。メーカー側が環境やエコへの取り組みを重視することも理由かもしれません。
これだけ話すとリサイクルトナーは、いいことだらけように聞こえますが、全てがそうではありません。プリンターは、レーザープリンターとインクジェットプリンターに分かれますが、ここまで話してきたのは、レーザープリンターでの話です。
インクジェットプリンターに関しては、トナーカートリッジではなくインクカートリッジと呼ばれるものが使われます。
このインクカートリッジには、サードパーティー製のものがありますが、これに対して純正品を出しているプリンターメーカーは特許を持っていることもあり、裁判が起こることにもなっています。
リサイクルトナーは、主にレーザープリンターでの話です。インクジェットプリンターになると事情が変わることには注意しましょう。